転職活動で自己アピールしよう! 「Webプログラマー編」その1
私はWebプログラマーを自分の生業(なりわい)として久しいのですが、転職の経験があります。
中途採用という形で採用して頂いたのですが、この時に私自身が気をつけたことや 実行した事を書きたいと思います。
新しい職場に就職するまでには、ほぼ必ず
応募 → 書類選考 → 面接(数回) → 給与などの条件交渉 → 内定
のステップを踏むと思います。
応募~書類選考
応募するとその会社の人事担当者や現場のリーダーが応募した情報や文章を読みます。
この内容を元に、実際に会って面接するかどうかを決定します。
応募書類というものは、文面でしか相手にアピールできませんので、他の応募者との差別化が難しいです。
しかも最近は、Webフォームで応募という形式も多いですので、「履歴書を丁寧な文字で書く」などといった
昔ながらの方法も通用しにくいです。
今回は特にWebプログラマーにフォーカスしていますので、必然的にWeb技術面を重要視した文面を作ることになります。
面接
面接では履歴書を持って行き、直接話してやりとりをするのは当たり前なのですが
話題の中の1つとして、これまでの成果を具体的に資料としてまとめると効果的です。
特に自分から話して自己アピールする時、物理的に紙の資料があると
相手の視線が自分だけに行かず、資料も見ながら接してくれますので、気持ちも楽に面接に望むことができると思います。
私は以前、就職活動で応募する際に「mod_perlで作成されたRSSリーダー」を作成し、
面接の時にはそのソースコードと、アプリケーション全体の構成をPPT(パワーポイントの資料)で起こし、
プリントしてもっていきました。
その会社で採用している技術を使える・使っている?
Web技術者を中途採用するということは、採用する側は即戦力としての力を求めます。
ですので、応募する会社が採用・運用している技術を自分が使える・使っていることがもっとも効果的です。
応募する文面も面接時の資料でも、その会社が望んでいる技術に近しい技術の方が 当然ですがつかみやすいです。
企業が採用しているWeb技術は ネット上である程度の情報は調査できますので
自分自身のスキルアップの方向性も 応募する企業が求める技術に近い方が効果的かもしれません。
以下、Yahoo!、Mixi、楽天のネット上で公開されている、Web技術についての情報です。
Yahoo!の場合
Yahoo! Japanでは、最近色々な所で技術情報が公開され、PHP at Yahoo! JAPANなど、PHPのカンファレンスでも言及されているとおり、
で多くが構成されているようです。
Yahoo!Inc(アメリカのYahoo!)では、Yahoo!の技術変遷の資料もあり、非常に細かい部分まで公開されています。
- 「Yes, we’re still using Apache 1.3」 (私たちはまだApache1.3を使っているんです!)
- 「Why not Perl?(なぜPerlじゃないの?)」
- Y!INCのYahoo!Bookmarkでは ウェブフレームワークにsymfonyを採用
- Y!INCで採用する際にPHPの技量をチェック
など、Y!INCは積極的にPHPを利用しているようです。
Yahoo!のような大企業の場合、使われている技術も多岐に渡っていると思いますが
特に FreeBSD、Apache、MySQL、PHPの技術は必須と思われます。
Mixiの場合
MixiのWebエンジニア採用情報 では
以下のような条件が明記されています。
【歓迎する経験】 ・LAMP (Linux, Apache, MySQL, PerlもしくはPHP) 環境でのウェブ開発の経験 ・ウェブフレームワークを利用した開発経験 ・MVCパターンの開発経験 【当社の環境】 (Linux 2.6,Apache 2.0,MySQL 4.0/4.1/5.0,Perl 5.8)
ミクシィのCTOが語る「mixiはいかにして増え続けるトラフィックに対処してきたか」 (ITPro)など、Mixiのアーキテクチャは色々なところで公開されています。
見ても明らかな通り、応募する際にはLAMPの経験・実績と
「PerlもしくはPHP」とはありますが、Perlの、特にmod_perlやFastCGIなどのWebアプリケーションとしての成果物の実績が必要だと思われます。
Perl/mod_perl は弊社でも採用している技術です。この技術の上に構築されているウェブフレームワークは
などがあります。
厳密にはフレームワークではありませんが、mod_perlの使い方としてメジャーな
- ModPerl::Registry (Apache 2.x用)
- Apache::Registry(Apache 1.x用)
なども存在します。
こういった技術を使って、サイトを作っている、前職で作っていたなどとアピールするのが重要だと思います。
(ちなみに ありんくのコーポレートサイトはSledgeを使って構成されています)
楽天の場合
楽天の場合はプレスリリースでも紹介されていますが、Ruby On Rails を採用しています。
- 「Ruby on Rails」を用いたサービスの開発および提供を開始 (楽天のプレスリリース)
- 楽天、Ruby on Railsで会員ページを刷新 (ITメディア)
会員ページなどのコアな部分でRubyOnRails(RoR)を採用していますので、今後楽天内の各サービスも順次対応していくと思われます。
自分の経験
当時私がアピールできるレベルでの持っているWeb技術は、以下でした。
- 1日数十万PVのサイトの運用経験
- FreeBSD/Linux(RedHat) 上での運用経験
- Apacheの設定チューニング経験
- PostgreSQLでのデータベース構築経験
- PerlでのWebアプリケーション開発・運用経験
私は当時行きたい企業が明確でしたので、その企業が採用している技術を調べました。
もちろんマッチしないWeb技術が上記には含まれますが、アピールできるポイントも限られるため
持っているWeb技術を元に応募する企業に会わせて望ましい資料を作成し、サンプルアプリケーションを開発し、ソースコードを紹介しました。
当時はまだPHPは新しい言語だったため、採用している企業は少ないという世情でした。
なので、PHPには特に言及せず、
Perlをメインとし、日数十万PVのサイト全体のバランスを見ながら Apacheの設定をチューニングし DBとWebアプリケーションをうまく連動させたサイトを作っていました
とアピールしました。
まとめ
ネット企業であれば、そのシステムのおおよそのケースでLAMPが使われていると思います。
LL(LightweightLanguage) の言語はPerl/PHP/Rubyなど、企業によってまちまちですが
Linux(FreeBSD)、Apache、MySQLについては、上記3つの企業ではどれも採用しています。
この3つについては必須、スクリプト言語は自分の行きたい企業が採用しているものか、もしくは自分が得意な言語から入っていき、スキルアップするのもいいかもしれません。
または自分の得意な言語をメインに採用している企業にフォーカスするのも良いかと思います。
応募の際にはその企業の採用している技術をよく調べ、なるべくマッチングするポイントを自分で定義することが大変重要です。
次回は面接時に見せるための資料作成の例と、それを見せながらのWeb技術面を口頭で説明するポイントについて書きたいと思います。
追記
- 2009/05/31
- 転職活動で自己アピールしよう! 「Webプログラマー編」その2を公開しました。資料構成の例などを掲載しています、ご覧下さい。








