USTREAMでリアルで流れていたようなのですが、僕はYouTubeで拝見しました。
事前の筋書きがあったのかわかりませんが、面白い対談です。
匿名実名論議
勝間さんの2chはIPの開示に積極的であるというひろゆきさんの注目発言についてで、後日談のエントリーがあがっていましたが、
一般に2chなどは「インターネット上の匿名掲示板」と言われていますが、 実際には書き込んだ人のIPアドレスは残っており、発信元のプロバイダーの協力が得 られれば個人は容易に特定できます。 つまり、西村さんの主張は「現時点でも匿名性はないので、わざわざ実名にする必要が ない。」という意図だったのです。 実は、この発言こそ今回の対談の一番のポイントになるところであり、西村さんにもっ と語ってもらうべき部分でした。
と、この部分の議論をもっと深めたかったように書かれてありました。
ネットの匿名性については昔から議論がつきませんが、思えば最近、実名を使い始めている自分がいたので、そのことをちょっと振り返ってみようと思います。
匿名発信をしていた頃を振り返る
ネット上での匿名or実名で情報を発信する場合のメリットとデメリットが、@takashi_ohmotoさんの【ネットの匿名性】 勝間 vs ひろゆき、について思うこと。で、わかりやすくまとめてあって便利なので引用させていただきますと、僕は(多くの人もたぶん)、
- 個人が特定されないので、あまり深く考えずに、思ったまま発信出来る
これが匿名の最大のメリットだろうと思っています。
なので仕事柄、複数のアカウントを取得してサイトをいじってみたりと、匿名発信のメリットを大いに活用できています。
発言の信用性を低くみられたり、自分の発言だと認めて貰いにくい・・というようなデメリットは、僕は有名人でもないですし、あまり損失と感じてきませんでした。
逆に実名リスクの方が大きい
実名発信を行うと、
- 自分という存在を世間に対して知って貰える - メディアとして本人が特定分野に影響力を持つようになれば、ビジネスに繋がる可能性がある
このようなメリットはあるものの、発言者の素性が一目でわかってしまう「怖さ」は、メリットを打ち消して余りある・・・と考える人がたぶん多いんじゃないでしょうか。
実名発信をはじめたきっかけ
僕はいろいろなCGM系のサービスを登録しているのですが、最近、Twitterは実名発信しています。当初はハンドルだったのですが、iphone経由でツイートするようになってから、実名に変更してしまいました。
理由はノリが8割ではあるのですが、、、後付の理由を探してみると、iphoneによって「リアル」と「ウェブ」の距離がより近づいたことが大きかった気がします。
「リアル」に比重を置いた生活では、「ウェブ」は「リアル」を充実させるためのツールという感覚があったので、それゆえ、両環境を意識的にも物理的にも区分していました。だから、道具を活用するのにわざわざ実名で行う理由もありませんでした。
しかし、「リアル」と「ウェブ」の距離がより近づくと、両環境が一体化した生活の一部になってくるので、そうなると実名と匿名を隔てていることが逆にめんどくさくなったのかもしれません。(ツイート数が100を超えてきてそんな感覚がありました)
そして雑感
匿名実名論議について僕は、例えば法的な強制力によって○○にすべきと定められてしまうよりも、ユーザーが状況に応じて使いわけていく環境でいることが正しい姿じゃないかと思っています。
状況というのは、図にしてみるとこんな感じかなぁと思っています。
- (1)「リアル」のポジションに基盤がある人は、わざわざリスクを犯して実名発信する必要性は少ないと思うので、ほとんどが匿名で十分かもしれません。逆に、匿名でいることで、小飼弾さんの有名人こそ、匿名を援護せよにあるように、属人論法を排除して議論の質が高まっていけば、とっても良い方向性じゃないかと思うわけです。
- (2)一方、2chやmixiなどで強く「ウェブ」寄りな人も、一部の例外の人たちを除けば、大多数は責任ない立場で発言できる状態を維持する方が浸りやすいはずなので、やっぱり匿名に流れるのだと思います。
- (3)実名発信な人たちというのは、「リアル」と「ウェブ」の垣根をとっぱらって行き来する人が多いんじゃないでしょうか。
垣根が無くなると、僕の場合はストックよりもフローを重視するようになったのですが、結果的にリアルタイムウェブな環境に集いはじめている気がします。
