Archive for 10月, 2009

twitterは源泉かけ流し温泉

先日、渋谷駅で電車が止まってしまったので、車中では手持ち無沙汰で、iphoneでtwitterをいじってみた。

iphoneとtwitterはとても親和性が高い。位置情報を利用すれば今いるエリア付近の”つぶやき”を、一瞬にして閲覧することだってできる。このときも、同じ車中で(あろう)twitterユーザーから、”電車止まって車内暑すぎ” ”電車まったく動きません”といったつぶやきが、刻々とアップされ続けていて、不思議な親近感を覚えてしまう。

twitterはとても便利なツールだと思うのだけど、まだまだ理解されてないことが多くて、日本で市民権を得るまでには至っていない。それなりにネットに身をおく友人でさえ、”何が楽しいの?” ”SNSと一緒でしょ” という反応が結構ある。

twitterはLEGOブロックのよう

twitterは、LEGOブロックの遊び方に似ている。140文字という制限で表現する”つぶやき”は、まるで異なる大きさ・形・色があるLEGOブロックのようだし、共通する塊(#ハッシュというタグのような機能)ですくい取ることで、情報として意味を持つようになる仕組みは、取捨選択したブロックで独創的な形を組み立てるLEGOブロックの遊び方のようだ。また、”つぶやき” ”ブロック”ともに、それぞれ単体ではあまり意味を持たない(価値がない)とう点も似ている。

twitterは一人遊びが前提

SNSには日記を書くというコア機能があるが、ユーザーは友人関係のダイアグラムを築くことが目的であって、日記を書くという行為そのものは、ダイアグラム構築の手段の一つと捕らえている場合が多いと思う。だからSNSというサービスが求められているものは、あくまで双方向であって、コミュニティーであって、おそらく今後もその前提は崩れないと思われる。

一方、twitterは、”つぶやき”というブロックを好きなように組み立てることが目的であって、そのセンスがtwitterの価値になる。ダイレクトメッセージや@○○○といったコミュニティー的機能も搭載しているけど、ダイレクトメッセージはtwitterの付加サービスに過ぎないし、@○○○はそれ自身が新しいブロックに生まれ変わる設計になっている。

twitterはあくまで一人遊びを前提としたサービスであって、繰り返しになるけど、一方通行でも十分に楽しむための組み立てのセンスが大切になる。だからコミュニティー要素はその補助的機能に留まってメインではないところが、SNSとは大きく使い勝手が違う点なのだと思う。

源泉かけ流しのtwitter

スタティックな情報を提供することで一大メディアになったYahoo!に対して、インターネットは検索機能が命であることにいち早く気づいたGoogle。しかし、twitterの言葉を借りるなら、Googleは古い情報を探し出す仕組みに過ぎず、フレッシュな情報を探し出すことができる唯一のサービスがtwitterなのだと言っている。

温泉に喩えるなら、配送して給湯しているのがYahoo!、湯を回収して再利用する循環式がGoogle、源泉の湯だけを利用して、あふれるままに使い捨てる「源泉かけ流し」がtwitterなのかもしれない。

#個人的にはYahoo!は好きだし、Googleのサービスもたくさん愛用してます。。。

ネット業界の歩き方

前職の会社でほぼ中途同期でいっしょに働いていた友人が、会社を辞めて独立すると挨拶に来てくれた。
久々の再開だったけど、すぐにネット談義。

僕らは今、社会の大きな潮目に遭遇している。それはものすごくありがたいことなのだ。良い時代に生まれたね。

最初の潮目<90年代全般>

インターネットの普及がはじまり、ヤフーをはじめISPといわれるインターネットの玄関口がいくつも立ち上がった。ポータルサイトなんて言葉が使われ始めたのも確かこの頃。

  • ネットの中の情報を収集してカテゴライズしてくれたことで、ポータルサイトはネット利用の促進を牽引した
  • 僕らはその頃学生で、スキルも経験もまったくなくて、潮目であることさえ理解してなかったな

二度目の潮目<90年代末>

.comバブルなど、企業が積極的にHPを立ち上げて、ネットの中の情報が氾濫しはじめる。ディレクトリ型の限界が見え始め、情報の玉石混合の傾向が強まっていく。

  • Googleによる高性能なロボット検索によって、ネット利用率が急速に加速した。 ディレクトリ型→ロボット型の変換期もこの頃
  • 社会人になった僕らは、ネットのスキルを学びはじめる。ネット広告も本格的に始動

三度目の潮目<2003年代>

blogやSNSのおかげで、個人がネットに情報をアップする障壁がかなり下がる。個人メディア時代の到来なんて言われはじめる。

  • blogやSNSの前に、ADSLなどのブロードバンドのインフラが事前に整備されたことも、タイミングがとてもよかった
  • Permalinkで、検索対象がwebサイトから記事ページそのものに変わっていき、情報の細分化がおきる。feedという概念を、閲覧者も広告出稿主側も持ち始めた

四度目の潮目<これから>

  • twitterのように、よりフレッシュな情報を、タイムラインで再整理するようなストリーム的な仕組みも流行り始めたし、個人メディアは相変わらず膨張し続けている
  • 近い将来、モバイル常時接続になり、主戦場は間違いなくPC→モバイルに移行する

僕らの主戦場の環境は整いつつある。

  • ”大手新聞社のビックメディア” と ”blog/SNS/ミニブログ”
  • ”大手ポータル” と ”SBM”

のような対比で、同じ土俵に大企業と個人が入り乱れる時代が本格的にやってきた。

ネットをやってきて本当によかったって思うし、こんなワクワクする時代に生まれたことに感謝。。

— Theme by Dennis Hoppe — Powered by WordPress